05
サスティナブル
Sustainable
未来をつなぐ
未来をつなぐ、未来を守る
For a sustainable future
ものづくりにおいて、誰かや何かを犠牲にするのではなく、誰もが幸せになるための取り組みは不可欠であると考えます。それは作り手と使い手だけでなく、資源についても同様です。
私たちは自然との共生を確立させ、製品・作り手・植生環境を循環させるサイクルを備えたものづくりを行うとともに、使う方の物を大切にする心を育めるような永く愛用していただける物を作ることで資源を守ります。これがわたしたちの考えるサステナブルな取り組みです。
01
Chapter
Forest Conservation
植生環境の保全
恵みを分かち合うこと
Preserve the resource
山葡萄は私たち人間だけでなく、山の動物たちにとっての貴重な食糧でもあります。
無差別に乱獲することはせず、採取基準に満たない木は翌年以降まで収穫を先延ばしにしたり、地主の協力を得て、伐採した本数よりも多くの山葡萄を植えることで、森林環境の維持に努めています。
植生環境との在り方
Harvesting the vines
太い蔓で他の樹木に巻きつきながら生長する山葡萄はその協力な力で命を奪い、周りの木々を枯らしながらながら広範囲に広がり生長していきます。植林した木々にまでその蔓を伸ばすため、林業に携わる者にとっては厄介者。
山葡萄が自然環境の中で適切な共生を果たすためには人間のちょっとした後押しも必要なこともあるのです。
わたしたちは人間が植生環境の保全を手助けする代わりに、蔓という恵みをいただく。こういった支え合いの念をもって自然と健やかな関係を築けるよう取り組んでいます。
02
Chapter
hand Over
永く使えるもの
永く使うことで資源を尊ぶ
An item worth lifetime
大量生産・大量消費。華やかなファッション業界の裏では様々な問題を抱えながら地球環境に大きな影響を及ぼしています。
山葡萄籠は耐久性に優れ、修繕など適切なメンテナンスをしていただくことで親子三代、百年以上にわたり永くお使いいただくことのできるものです。
工業的に大量生産された製品を貪欲に消費し続ける現代において、より多くの方がひとつの物を大切に永くお使いいただくことは限りある資源を守ることに繋がると考え、ひとつひとつの籠を永く使えるよう丈夫に丁寧にお作りしています。